圧力がかかる機器に用いる耐熱合金の選定とは?

 内部もしくは負圧などにより外部から圧力がかかる機器には耐圧設計が必要です。すると、下記も材料選定の前提条件に加わってきます。

許容引張応力表の上限温度を超えていないか

 内圧計算を行う場合、許容応力の上限温度が設計温度(最高使用温度)より高い材料を選定する必要があります。

耐食鋼・耐熱鋼の設計上限温度

外圧チャートの上限温度を超えていないか

 外圧計算を行う場合、外圧チャートの上限温度が設計温度(最高使用温度)より高い材料を選定する必要があります。

 

 圧力がかかる耐熱合金製組立品の設計には、このほか熱応力計算や応力集中部の溶接設計なども必要です。過去の設計例などもよく踏まえ慎重に設計しましょう。

 

桐岡 明

執筆者:桐岡 明

溶接工学技術コンサルタント

1981年慶應義塾大学機械工学科(溶接工学)卒。同年三菱金属(現三菱マテリアル)に入社。 以降一貫してニッケル合金製圧力容器・配管の製造技術管理に携わる。2001年より8年間、インドネシア製造子会社駐在(内3年間は代表取締役社長)の後、 営業子会社海外事業部門長(タイ子会社社長、シンガポール支店長を非常勤で兼務)。 インドネシア営業子会社設立、タイBOI取得、ISO2015年度版取得対応などを経験。 溶接技術者特別級、高圧ガス製造保安責任者の取得歴あり。現在は、溶接管理技術、新技術社会実装、安全衛生管理体制確立などを支援中。

耐熱合金選定のポイントは?