切削加工と溶接加工を組み合わせることでコストダウンを行う

Before

左記の様な複雑な形状をした無垢材(ソリッド)のニッケルのワークを切削にて加工を行うと、多くの投入母材が必要になります。さらに、切削によるロス材が多くなるため、製造コストが割高になってしまいます。

コストダウン事例

After

溶接にて部品を組み合わせることによって、高価なニッケルの投入母材量が少なくし、大幅なコストダウンとなります。左記の事例では、接液部がフランジ反対まで貫通しているため、従来は無垢材(ソリッド)から切削加工で製作していましたが、SUS304の芯材にニッケルの丸棒と板材を溶接で組み合わせる事でニッケルの投入量を削減し、大幅なコストダウンが可能です。

POINT

ニッケルなどの高機能材料・特殊鋼に対して、切削加工でワークを製作すると、ロス材が多くなってしまうため、製造コストの高騰を招きます。上記のように、複数のパーツに分解し、溶接して組み合わせることによって、溶液に触れる部分のみ高機能材料を使用するように設計段階で定めておくことによって、大幅なコストダウンが可能となります。