- ホーム
- 基礎知識
- 板巻き溶接パイプを活用する
- なぜ板巻き溶接パイプか
なぜ板巻き溶接パイプか
本サイトを運営する都ステンレス工業では、他に類を見ないカスタムメイドのニッケル合金製板巻き溶接パイプの製造・販売を行っています。このサービスは一定のお客様に高い評価をいただいており根強い人気があります。
ではなぜ規格で規定された電縫管などではなく板巻き溶接パイプが採用されるのでしょうか。
板巻き溶接パイプの用途は?
板巻き溶接パイプの用途には、一般的な配管用の導管のほか下記のようなものがあります。
1.塔槽熱交類の管台用ノズルパイプ
2.スパージャーやスプレーパイプの構成部品並びにその接続管
3.バブリング用吹込み管、薬剤の注入管
4.温度計保護管、サンプリング管
5.蒸留塔のトレイの取り付け部品
6.その他、配管規格サイズでない管状部品
これらに用いるパイプの多くは、特殊な設計である場合を除き、JISやASME/ANSIのステンレス鋼用配管規格を基にして寸法や検査仕様などが定められています。これを規格品と呼ぶことがあります。
板巻き溶接パイプが採用される背景とは?
しかしながら、こうした規格品の素材パイプを市場から購入することはあまり簡単であるとは言えません。なぜなら、
1.ニッケル合金の製造原価はステンレス鋼と比較してかなり高価であり、一定以上の量がまとまらないと規格品は製造しない、とのメーカー事情がある。(ミニマム・ロット)
2.特に国内のニッケル合金メーカーは年々少なくなってきており、ニッケル合金品の製造機会や流通する頻度はさらに絞られ、結果的に納期上の問題が発生することが多い。
3.また、多品種少量での在庫に対応する問屋は限定されていることに加え流通量も限られているため、カタログ上は入手可能となっていても、購入する際在庫切れもしくは在庫プレミアムで割高な価格となることがある。
このため、たとえ多品種で少量であっても市中で出回っている板素材からカスタムメイドで製作でき、比較的安価かつ短納期で入手できる板巻き溶接パイプはこれら課題のソリューションとなりえるのです。
都ステンレス工業の板巻き溶接パイプの特徴とは?
1.配管規格にない特殊サイズでも製作検討が可能
2.さまざまな径・長さの組合せでもワンオーダーで引き受け可能
3.Φ11×t1の小径から製作でき、これ以下の細径でも追加工で対応可能
4.チタンやハステロイ、純ニッケルなど溶接の難しい材質の豊富な施工経験
5.RTやPTなどニーズに応じた検査体制と安心の品質保証
具体的なメリットなど詳細はこちら↓
これらの特徴をご理解いただき、是非ともこのサービスの採用をご検討ください!