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都ステンレス工業株式会社の小森谷です。

今回は「ニッケル合金のソリッド材による耐久性・信頼性向上の実現事例」をご紹介いたします。

一般的に、ニッケル合金はステンレス鋼と比較して高価な為、液体やガスが触れる部分のみをニッケル合金とするためにクラッド鋼（※１）で製造したり、ライニング加工（※２）を施すことでコストダウンします。

しかし、主に液体や粉体などの混錬や攪拌に使用される攪拌翼などではタンク内の攪拌による摩耗や、定期保守時における部品の取り外し組付け時の接触による傷の発生等で被覆したニッケル合金が欠損した場合に、母材を腐食し、被害が拡大してしまう為に耐久性・信頼性に問題が生じてきます。

そこでこのような製品を製作する場合は「 ニッケル・ニッケル合金 のソリッド材（無垢材）」を使用して、耐食性・耐熱性だけでなく、耐久性・信頼性向上を実現いたします。

導入時のコストは高くなりますが、長期的に見て定期メンテナンスや更新による費用の発生や設備停止を抑える事でコストダウンになります。

通常、ニッケル合金等の入手は難しく、また加工も比較的難しくなる傾向がありますが、当社では耐食鋼・耐熱鋼を使用した製品製作を１ケから、オーダーメイドで対応させていただいております。

下記にて、当社が実際に製作した事例を紹介しておりますので、ぜひご覧ください！

※１　クラッド鋼：鉄やステンレス等の母材に薄い機能性材料（ニッケル合金やチタンなど）を張り付けたもの

※２　ライニング加工：鉄やステンレス等で製造した機器の内部など腐食性のガスや液体が接する側を

　　　薄い機能性材料で覆う加工 

ソリッド材（無垢材）による耐久性・信頼性向上！

～薬液の攪拌タンクに取り付ける攪拌軸・翼～

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ニッケル・ニッケル合金とは

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